富山の花の消費を拡大しようと、県内の花き生産者や生花店など11団体でつくる富山フラワーネットワーク(松田功会長)は11日、富山駅南北自由通路でPR活動をスタートした。約60本の花をあしらったカーテンを飾り、駅の利用者や通行人に花の魅力を発信している。14日まで。
新型コロナウイルス感染拡大で、大きな売り上げが期待できる結婚式や葬儀の中止、延期が相次いでいるため、花に関連する業界では需要の回復が課題になっている。フラワーネットワークは、バレンタインデーや11月22日の「良い夫婦の日」に花のPRに取り組んでおり、お盆の企画は今回が初めてとなる。
フラワーカーテンは富山市内の生花店が手掛けた。生花を1、2本生けたチューブ型の容器を、和紙のカーテンに取り付けた。色とりどりのトルコギキョウやヒマワリ、ガーベラなど10種類を使って完成させた。
駅の利用者は涼しさと華やかさを感じさせるカーテンを眺めたり、写真を撮ったりしていた。カーテンの展示は午前10時~午後7時。県産切り花の販売もある。