制作中のCGを用いた花火動画のイメージ(福井県敦賀観光協会提供)

制作中のCGを用いた花火動画のイメージ(福井県敦賀観光協会提供)

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敦賀花火、コロナ中止受けCGで5000発ドーン 8月16日ネット配信

福井新聞(2020年8月12日)

 新型コロナウイルス感染防止で、福井県敦賀市の恒例行事「とうろう流しと大花火大会」の花火大会が中止となったことを受け、敦賀観光協会は8月16日、CGで制作した花火動画をネットで配信する。鉄道や港をイメージしたCG花火約5千発が打ち上がる内容で、今年は家庭で夏の風物詩が楽しめる。

 感染拡大でお盆休みに外出や帰省を控える人に楽しみを提供しようと、花火大会中止の代替策として同協会が企画した。

 約15分の動画は「鉄道と港のまちつるが~未来につながるRailroad」をテーマに、4幕で構成する。気比の松原やとうろうのCGを合成した動画で、同協会が約45万円を投じて制作した。

 動画は海や港をイメージした青い花火を基調とする「開港」で幕開け。2幕「祝!日本遺産登録」は難工事の末に完成した鉄道トンネルを想像させる力強い花火がリズミカルに登場し、ヤナギやキクの花を模した和風花火の3幕「鉄道がつないだ史実」へと続く。最後の「未来につながるRailroad」で二尺玉や水中花火といった迫力ある花火で締めくくる予定。

 配信は午後7時半から、動画投稿サイト「ユーチューブ」の同協会公式チャンネル「TSURUGA観光情報局」と同協会のホームページで。閲覧無料。

 配信に合わせ、会員制交流サイト(SNS)に「#おうちで敦賀花火」と記載し、花火動画を観賞する様子などの画像を投稿すると、来年の花火大会で使える有料席チケットが抽選でペア10組に贈られる。

 同協会の担当者は「実際の花火と同じような臨場感にこだわった。敦賀の夏を家で楽しんでほしい」と話している。

 問い合わせは同協会=電話0770(22)8167。

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