サメの皮が練り込まれた「サメかまぼこ」をPRする井部真理さん=上越市

サメの皮が練り込まれた「サメかまぼこ」をPRする井部真理さん=上越市

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コリコリ食感「サメかまぼこ」完成 上越・魚住かまぼこ店

新潟日報(2020年8月14日)

 新潟県上越市で親しまれてきたサメの食文化を発信しようと、市内のかまぼこ店などが開発を進めていた「サメかまぼこ」が完成した。サメの皮が入ったコリコリとした弾力のある食感が特徴で、「お土産やおつまみにぴったりの一品」とPRしている。

 上越ではサメは江戸時代から庶民に親しまれ、かつては、かまぼこの原料にも使われていたという。

 サメを食べる地域は全国でも珍しく、郷土の食文化を発信しようと、市内の料理研究家の井部真理さんが、魚住かまぼこ店(春日新田5)や一印上越魚市場(木田3)に呼び掛け、2016年から開発を進めていた。

 スケトウダラのすり身にサメの皮をたっぷりと練り込み、棒状でそのままでも食べやすいよう工夫した。

 サメの腹と背の色をイメージした黒と白の2本入りで、黒はイカスミで着色している。パッケージなどは上越教育大の学生にアイデアを出してもらった。

 魚住かまぼこ店の店主、田村博さんは「食べやすい形や食感を求め試行錯誤してようやく完成した。上越ならではの一品で、食文化発信に役立てればうれしい」とPRする。

 井部さんは「冷やせば歯ごたえが味わえるし、さっとあぶれば香ばしさが出る。おつまみやお土産として味わってほしい」と話した。

 400円(税別)。魚住かまぼこ店で販売している。問い合わせは同店025(543)2438。

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