福井県福井市小幡町の「棗の里農産」の畑で、直径2~3センチほどの薄緑色のナツメが、ほんのり赤茶色に色づき、秋の訪れを感じさせている。8月24日に収穫が始まる。
ナツメは、甘酸っぱく、青リンゴのような味と食感が特徴。
同社は約8万平方メートルの畑で約4千本の木を栽培している。専用の機械で木を揺らして実を落とし、約2~3週間かけて収穫する。今年は台風の影響を受けなかったため、昨年より多い約8トンを見込んでいる。
収穫したナツメを乾燥させ、エキスやお茶、のどあめなどに加工。エキスを練り込んだカステラなども作り、主にインターネットで全国に販売している。
社長は「上品な甘さを味わってもらいたい」と話している。