小松市浜田町の菟橋(うはし)神社の秋季例大祭「西瓜(すいか)祭り」は28日、3日間の日程で始まり、初日は神事「御神(ごしん)水(すい)取り」が営まれた。同市新保町の新保神社で上田秀一宮司が祝詞を奏上し、当番町である丸の内町の氏子4人が大日山の湧き水をひしゃくでくみ上げた。
神事には丸の内町や細工町の氏子と、新保町の町内会長ら10人が参列し、各町代表者が玉串をささげた。
西瓜祭りは、生命の源である水と火に感謝する祭礼。御神水は、飲むと無病息災の御利益があるとされ、例年は火で清めて来場者に振る舞われるが、今年は新型コロナのため菟橋神社に奉納するのみで、代わりに29日午前11時から同神社でお札「水火神符(すいかしんぷ)」を配る。
今年は小学生相撲大会や、力自慢が競う盤持ち大会も中止となった。