丹後くろまつ号の車両

丹後くろまつ号の車両

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ダイニング列車、小浜線で運行 10月くろまつ号

福井新聞(2020年8月29日)

 福井県や嶺南6市町、JR西日本などは10月2~4日、JR小浜線で京都丹後鉄道のダイニング列車「丹後くろまつ号」を運行するイベントを開く。小浜線に初めて観光列車が乗り入れた昨年度に続く企画。和モダンな車内で、嶺南や北近畿地域の食材をふんだんに使った食事が楽しめる。8月31日から予約を始める。

 北陸新幹線敦賀開業に向けた機運醸成や嶺南の広域観光推進が目的。昨年は敦賀―西舞鶴間の運行だったが本年度は距離を伸ばし、敦賀―天橋立で運行する。

 丹後くろまつ号は、日本三景・天橋立がある京都府宮津市を中心に運行。漆黒の車体に木の温かみが感じられる内装が特徴で、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などを手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインした。

 10月2日は午後0時40分発で小浜-天橋立を走る「若狭湾特選ランチ」(1人1万1320円)など3便。3日は午前9時43分発の天橋立―小浜「若狭・丹後ブランチ」(同9040円)など3便。4日は午後3時48分発の小浜―西舞鶴「若狭湾晩酌」(同4280円)など4便。小浜よっぱらいサバや若狭ぐじなどを使ったメニューが楽しめる。

 定員は各便20人。交通事業者のウィラーの予約サイト、またはセンター=電話0570(200)770=で予約する。県嶺南振興局の担当者は「新幹線開業に向け、インバウンド(訪日外国人客)が多い天橋立からの誘客増の足がかりにしたい」としている。

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