福井県池田町の農産物を生かした商品開発を進める町食品研究加工施設「食LABO」は、町産特別栽培米コシヒカリを使った米粉のギョーザを商品化した。職員が愛情込めて1個1個手包みした逸品。量産できないため週に1回、数量限定で販売している。
皮に町産特別栽培米コシヒカリ「うららの米」のうち、化学肥料を使わず農薬の使用量を8割削減して育てた「匠づくり」を使っている。米粉特有のもちもちとした皮が特徴。具の味付けには、ピーマンやシシトウ、唐辛子などの池田の野菜と塩こうじにこだわった食LABO開発の調味料「生七味」を使用した。町産のさんしょうも入っており、タレなしでもおいしく味わえる。キャベツ、ネギ、豚肉などの具材は全て国産を選んだ。
小麦粉を使わないグルテンフリーで、うま味調味料や保存料、着色料も使っていない。開発した笠嶋美和さん(47)は「米粉の皮は食べ応えがある。池田のものがたくさん入ったギョーザを食べて、町の食材に興味を持ってもらえたら」と話していた。
1袋12個入りで1200円(税別)。冷凍で賞味期限は2カ月。町内のまちの駅「こってコテいけだ」で毎週金曜に20袋を販売する。