福井県の九頭竜川と足羽川の一部で9月1日、アユの網漁が解禁された。日差しを受けてきらきらと輝く川面に狙いを定め、愛好者たちは次々に網を投げ込んだ。
脇投げ網を使ったアユ漁は、友釣りシーズンが落ち着いたこの時期に解禁となる。手持ちの網を放り投げ、水面を竹の棒でたたきながら追い込んでいく。足羽川漁協によると、漁期は10月中旬ごろまで。
福井市境寺町、朝谷町周辺の足羽川では、金色に輝くアユをめがけて勢いよく網を投げる人の姿が見られた。漁解禁の午後1時から2時間余りで約80匹を取った同市の男性は「友釣りはさえなかったけど、今日はまずまず。網が始まると今年のアユシーズンも終盤だなと感じる」と話していた。