高岡市の福岡町つくりもんまつり実行委員会や福岡町観光協会などでつくる「2020つくりもんプロジェクト」(木村英二委員長)は8日、同市福岡町観光物産館で、多彩な野菜を使った造形作品「つくりもん」の作り方を紹介する動画を撮影した。新型コロナウイルスの影響で中止になったまつりの代替企画に、大勢の人たちが参加するよう促す。
福岡町つくりもんまつりでは毎年、住民らが野菜や草花を組み合わせ、世相を反映した人物やキャラクターなどを作って展示している。今年は感染を防ぐため、プロジェクトが代替企画として、家族や友人と一緒に作ったつくりもんの写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿してもらうコンテストを開く。
つくりもん作りの参考にしてもらうため、動画を製作することにした。プロジェクトメンバーの中島秀恭さん(51)が作る際の注意点や使用する道具などを説明。実際にカボチャやキュウリなどを竹串やつまようじで、つなぎ合わせる様子などを盛り込んだ。
中島さんは「今回はどこの家庭にもあるような野菜で作ってみた。動画を見て興味をもってもらえたらうれしい」と話した。
動画は、プロジェクトが今後、開設を予定しているまつりのホームページで見られる。