NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の越前編放送に合わせ、山城ファンで歴史好きとして知られる落語家の春風亭昇太さんと、福井県福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館の学芸員がこのほど、オンラインで対談した。昇太さんは、明智光秀が生活していたとされる一乗谷の魅力を存分に語った。
県が光秀と福井のつながりを発信しようと企画。同館の熊谷透、石川美咲両学芸員が出席した。
プライベートで同遺跡を訪問している昇太さんは、一乗谷について「中世のころと変わらないような風景があり、行く度にうっとりしてしまう。山城や大名館の遺構、城下町跡が残っており400年前にタイムスリップした気分になれる」と絶賛した。その上で「越前国は政治拠点が一乗谷から移ったから、きれいに遺跡が残った。もう『遺跡』というか『奇跡』ですね」と語った。
19日発売の雑誌「旅と鉄道」11月号で、対談の詳細が掲載される。
「麒麟がくる」は、新型コロナウイルスの影響で8月30日に約3カ月ぶりに放送が再開された。