ひみラボ水族館にオープンした「つりぼり」=氷見市惣領

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釣った!イタセンパラの"敵" ひみラボ水族館に外来魚つりぼり

北日本新聞(2020年9月20日)

 氷見市惣領のひみラボ水族館は19日、子ども向けに「川魚のつりぼり」をオープンさせた。市内に生息する国天然記念物の淡水魚イタセンパラの"敵"となる外来魚などの釣りを体験し、魚や自然環境に関心を持ってもらう狙い。

 同館は市内に生息する淡水魚約30種を飼育展示。運営を担うNPO法人Bioクラブ(川上僚介代表理事)はイタセンパラの生息調査を継続している。

 その過程でイタセンパラの繁殖を阻害しかねない外来魚タイリクバラタナゴを駆除し、在来魚のタモロコやモツゴは展示用に捕獲してきた。

 つりぼりは、この3種を水槽(縦1・6メートル、横1・2メートル、深さ40センチ)に放して釣ってもらう。釣り道具を準備し、無料で貸し出す。いずれも体長4~6センチで、釣った後は水槽に返す。新型コロナ対策で釣る人数は5人以下に制限している。初日は小学校低学年の児童ら数人が体験した。

 川上代表理事は「まず楽しんでもらいたい。そこから魚や自然環境に興味を持つ子が出てくれば素晴らしい」と話した。

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