美人画など30点が並ぶ棟方志功の作品展=弥彦村弥彦

美人画など30点が並ぶ棟方志功の作品展=弥彦村弥彦

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仏の笑み ふっくら 「弥彦の丘美術館」棟方志功 作品展

新潟日報(2020年9月29日)

 青森県出身の版画家で、「世界のムナカタ」として現在も人気がある棟方志功(1903~75年)の作品展が、新潟県弥彦村の弥彦の丘美術館で開かれている。仏教をテーマにした木版画や肉筆画30点が並んでいる。

 棟方作品の展覧会が同美術館で開かれるのは初めて。作品は全て南魚沼市の今泉記念館が所蔵するもので、「美女神のほほえみと祈り」というテーマで美術館職員が借りてきた。

 同美術館によると、棟方作品は題名に「柵」とあれば版画で、「図」と付けば肉筆画だという。柔らかな曲線で女神の輪郭を彫った「鐘溪頌(しょうけいしょう)」シリーズや、鯉が跳ねる様子を描いた迫力ある肉筆画、極度の近視で分厚い眼鏡を掛けていた自身を描いた自画像などが並んでいる。

 弥彦村矢作の男性(74)は「仏様のふっくらとした表情がいい。棟方作品には他の作家にはないオーラを感じる」と見入っていた。

 10月4日まで(会期中は無休)。高校生以上300円、小中学生150円。

詳細情報

リンク
弥彦村HP 「弥彦の丘美術館」 http://www.vill.yahiko.niigata.jp/exhibition/exhibition_museum/
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