能登伝統野菜の唐川菜の種を植えるメンバー=穴水町下唐川

能登伝統野菜の唐川菜の種を植えるメンバー=穴水町下唐川

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能登の伝統野菜 穴水で「唐川菜」種植え

北國新聞(2020年9月30日)

 穴水町下唐川の農家でつくる「磐持(ばんも)ちの里唐川菜(からこな)の会」は29日、能登伝統野菜の唐川菜の栽培を始め、地区の県道沿いにある畑約10アールに種を植えた。
 唐川菜は下唐川の土手などに自生する希少なカラシナの一種。特産化による地域活性と景観保全のため、唐川菜の会が3年前から耕作放棄地や休耕田を利用した栽培を本格化。葉のほかに、種を使った粒マスタードの開発に取り組み、今年3月に店頭販売を始めた。
 この日は、メンバー10人がローラー状の機具を使って次々と種を植えた。菜ものは12月中旬、種は来年6月ごろから収穫する。5月の大型連休中は鮮やかな黄色の花が県道沿いを彩る。
 粒マスタードは県内の肉料理専門店からも引き合いがあり、種は約60キロの収穫を見込む。片岡秋一会長は「唐川菜をもっと知ってもらい、独特の辛みを味わってほしい」と話した。

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