初競りにかけられた「金沢甘えび」=30日午後8時50分、石川県漁協かなざわ総合市場

初競りにかけられた「金沢甘えび」=30日午後8時50分、石川県漁協かなざわ総合市場

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金沢甘えび 約500キロを初めて出荷

北國新聞(2020年10月1日)

 金沢市と石川県漁協がブランド化に取り組む「金沢甘えび」の出荷は30日、県漁協かなざわ総合市場で始まり、基準を満たした約500キロがロゴ入りで出荷された。初競りでは100匹入り23キロが過去最高の1箱1万円で落札され、関係者は幸先の良いスタートに期待を高めた。
 金沢甘えびは▽金沢港に水揚げされる▽船が引き揚げる最後の網(通称あがりこ)▽最も大きいか子持ち-の3条件を満たす甘エビをブランドに認定する。出荷初日は12隻が約5トンの甘エビを水揚げし、ブランド認定されたのは1割ほどだった。
 市は地元の回転すしチェーン店と記念キャンペーンを展開し、県内外の計19店で金沢甘えびを使ったすしを提供する。最高額で競り落とされた甘エビは金城楼(同市橋場町)で提供される見込み。
 金沢市水産物ブランド化推進協議会の福平伸一郎会長(62)は「例年の倍以上の高値がついた。新型コロナで魚価が落ち込む中、消費の起爆剤になればうれしい」と話した。

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