通りを照らす手作りあんどんの準備を進める地域住民

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八尾彩る明かりアート 10、11日禅寺坂にあんどん

北日本新聞(2020年10月9日)

 富山市八尾町西町の住民有志が10、11の両日、地元の禅寺坂と西町通りを手作りあんどんで照らすイベントを開く。新型コロナウイルスの影響で毎年10月の恒例行事「坂のまちアートinやつお」が中止になったことを受けて企画。坂のまちアートに参加する予定だった県内作家による作品展示や音楽ライブも行い、八尾のにぎわい創出につなげる。

 イベント名は「禅寺坂アート」。禅寺坂と西町通りの計約200メートルに150個のあんどんを並べ、夜間に照らす。あんどんには和紙製造の桂樹舎(八尾町鏡町)の製品を使い、地元住民らがおわらや八尾の自然などを題材に絵を描き、手作業で組み立てた。西町通りに面した建屋の一部には影絵も張り付ける。

 坂のまちアートは1996年に始まり、八尾地域中心部の町屋を絵画や陶芸、ガラスなどの作品で彩る催し。新型コロナの感染拡大のため、今年4月に中止が決まった。出品する予定だった県内の作家が、会場となる5町のうちの一つである西町で今回展示を行う。

 禅寺坂の由来となった宗禅寺では富山市出身の歌手、布上智子さんらを招いたライブもある。西町で菓子店を営む実行委員会長の薄島彬夫さん(75)は「コロナに負けず、何かしないと前に進めない。町を少しでも元気にしたい」と話す。

 あんどんと影絵の演出は10、11の両日とも夕暮れから午後9時まで。問い合わせは実行委、電話076(454)3261。

■上新町で子どもの絵ライトアップ
 富山市八尾地域の上新町商工振興協同組合は10日、地元の子どもたちが描いた絵をライトアップし、商店街の通りに並べる。

 「坂のまちアートinやつお」に合わせて実施した昨年に続いて開く。八尾地域の5保育所・こども園の園児と上新町の小学生計約300人が、人気アニメのキャラクターや動物などを和紙に描いた。商店街の通り沿いの約400メートルに並べ、LEDライトで照らす。夕暮れから午後9時まで。

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