10月31日のオープンに向け、リンクに水をまく館山さん(手前)=10月7日、福井県敦賀市呉羽町のニューサンピア敦賀

10月31日のオープンに向け、リンクに水をまく館山さん(手前)=10月7日、福井県敦賀市呉羽町のニューサンピア敦賀

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銀盤もうすぐ 31日一般営業 敦賀「アイスアリーナ」

福井新聞(2020年10月9日)

 福井県内唯一の屋内アイススケートリンク、敦賀市のニューサンピア敦賀「アイスアリーナ」が10月31日、今季の営業を開始する。先月下旬に始まった製氷作業は大詰めを迎え、7日時点で6センチほどの厚みに。担当者の館山裕太さん(27)は「氷が締まっていて今年も良い感じになった」と話し、最後の調整に力を尽くしている。

 60メートル×30メートルのアリーナは例年4万人弱が訪れる北陸唯一の日本スケート連盟公式リンク。リンクは、不凍液が流れるチューブが並ぶマットを冷やし、その上に水をまいて作る。1回当たり0・5ミリ弱の厚さで製氷するため、120回ほど繰り返さなければならない根気強い作業だ。

 北海道出身の館山さんは5年前に県体育協会(現県スポーツ協会)のアイスホッケー選手として敦賀に移住し、前任で氷作りに定評のあった山田哲生さん(66)の指導の下で製氷作業に取り組んできた。山田さんの退職で今季からは完全に独り立ちし、9月下旬から他の社員やアルバイトを教えながら製氷作業を続けてきた。

 オープンに向け、館山さんは表面を均等にならす最終盤の作業を続けている。「氷の質の高さなど山田さんの良い点を引き継ぎながら、さらに上のレベルを目指したい」と力を込めている。

 31日は小中学生の滑走料と靴代が無料。土日祝日は午前10時から午後5時半まで、平日は午後4時から午後6時まで。料金は大人1400円、中高生900円、小学生以下700円。今季の営業は来年4月23日まで。

 問い合わせはニューサンピア敦賀=電話0770(24)2111。

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