スタジオのオープンを楽しみにする西島代表

スタジオのオープンを楽しみにする西島代表

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古ビルにアートスタジオ開設 高岡・山町筋

北日本新聞(2020年10月16日)

 芸術作品のアトリエやギャラリーとして利用できる「ニッセン・アート・スタジオ」が17日、高岡市守山町のテナントビル「1970西繊(ニッセン)ビル」にオープンする。作品との調和に役立つと考え、あえて老朽化した部分を残した。ビルを所有する同市の不動産業「西島」の西島美幸代表(57)は「多くの人に自由に使ってもらい、まちのにぎわいにづくりに貢献できれば」と話している。

 昨年、市内を中心に活動する若手作家に1970西繊ビルを作品展の会場として提供したことがきっかけ。作家たちから「制作活動できる環境がもっと増えれば」という声が上がり、芸術活動に活用できる場にした。

 同ビルは伝統的な土蔵造りの町屋が並ぶ高岡市山町筋の一角。十数年前から空きフロアになっている4階約200平方メートルを改修した。

 築50年で、フロアの床や壁には傷や汚れが残るが、全面改修せず半分ほどはそのままの状態にした。西島代表は「味わい深さがある。アートに生かせるのではないだろうか」と、作品と空間との新しいコラボレーションに期待する。

 オープンに合わせ、17日からイベント「高岡クラフト市場街(いちばまち)」の作品展が開かれる。西島代表は「歴史文化のある高岡で活動したい人たちはたくさんいるはず。感性豊かな作品が生まれてほしい」と話した。問い合わせは西島代表、電話090(3768)2523。

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