オープン直後からにぎわった「米蔵」=17日、長岡市摂田屋4

オープン直後からにぎわった「米蔵」=17日、長岡市摂田屋4

新潟県 長岡・寺泊・柏崎 特産

醸造のまち 魅力発信 長岡・摂田屋地区「米蔵」オープン

新潟日報(2020年10月19日)

 日本酒やしょうゆなどの蔵元が並び、醸造文化が盛んな新潟県長岡市摂田屋地区の歴史的建造物「機那(きな)サフラン酒本舗」で17日、観光施設「米蔵」がオープンした。10棟ある建造物群の中で最初の改修となった。市内外から訪れた人で早速にぎわった。

 サフラン酒本舗は明治期に創業し、薬用酒を製造していた。国の登録有形文化財の「鏝絵(こてえ)の蔵」などが残り、市が段階的に整備している。米蔵は米の保管庫を改修した木造平屋建て、約150平方メートル。合掌造りを取り入れた。映像で摂田屋地区などの観光情報を発信。地元の醸造食品の販売や軽食のコーナーがあり、市出身の絵本作家、松岡達英さんの作品などが展示されている。

 初日は関係者がテープカットをして祝い、絵本の読み聞かせイベントも開かれた。訪れた長岡市宮内1の女性(60)は「いろいろな世代が楽しめる場所になりそう。今後の整備も期待したい」と話した。

 入場無料。火曜休み。

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