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恐竜題材、キャラ創作へ スペイン人デザイナー博物館訪問

福井新聞(2020年10月24日)

 スペイン出身の3Dキャラクターデザイナー、グラネ・フランセスクさん(38)が10月23日、福井県勝山市の県立恐竜博物館を訪れ、創作のヒントを探った。市地域おこし協力隊メンバーの企画で恐竜などをモチーフにしたキャラクターを創作してもらい、それを用いたグッズの制作、販売につなげる予定。

 フランセスクさんは2018年4月から東京を拠点に活動し、コンタクトレンズメーカーのキャラクター制作などを手掛けている。今回は元々知り合いだった市地域おこし協力隊の西垣翔太さん(35)の依頼を受け、勝山を訪問した。

 「日本の怪獣映画をきっかけに、恐竜など変わった生き物が好きになった。恐竜では首長竜がお気に入り」とフランセスクさん。館内では恐竜の全身骨格化石などを興味深そうに眺め「すごく感動した」と興奮気味に語った。創作に向けては「化石を単体で見たことはあったが、ここにはたくさんあるので(恐竜同士)サイズが比較できる。見たことのない恐竜もあり、面白い」と意欲をかき立てていた。

 勝山には26日まで滞在し、市内のほかの名所なども巡ることにしている。

 西垣さんは「今後フランセスクさんとオンラインでやりとりを行いキャラクターを制作してもらう」と説明し「Tシャツやキーホルダーといったグッズにして道の駅などで販売して地域の盛り上げにつなげたい」と意気込んだ。

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