金沢市粟崎浜町の金沢港防波堤内に26日、イルカ2頭が現れた。夕日に照らされた2頭が戯れながら泳ぐ愛らしい姿が太公望らを楽しませた。
イルカは金沢港大浜釣り公園近くに午後3時ごろ現れた。2頭は優雅に並んで泳いだり、海中から時折ジャンプしたりして、日が落ちる午後5時ごろまで確認された。イルカが金沢港の防波堤そばまで来るのは珍しいという。
のとじま臨海公園水族館(七尾市)によると、石川沖に生息するバンドウイルカの仲間とみられ、餌の魚を追い掛けて港内に迷い込んだ可能性があるという。釣りに来ていた金沢市の男性(54)は「泳ぐイルカを見るのは気持ちいいが、釣果はさっぱり」と話した。