工芸の大家の傑作が並ぶ企画展=金沢市の石川県立美術館

工芸の大家の傑作が並ぶ企画展=金沢市の石川県立美術館

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石川県立美術館 工芸王国の深み伝える

北國新聞(2020年11月10日)

 石川県立美術館の企画展「いしかわの工芸文化の深み~わざの美表現の美~」(本社後援)は8日、金沢市の同館で始まった。陶芸、漆芸、木工、友禅など館所蔵の93点が工芸王国石川に蓄積された文化の多彩さ、奥深さを伝えた。
 「漆聖(しっせい)」と称された松田権六氏の卓越した技術が詰め込まれた「松蒔絵飾箱(まつまきえかざりばこ)」や、「彩釉(さいゆう)」と呼ばれる技法で色の美しさを追求した三代徳田八十吉氏の「耀彩鉢(ようさいはち)」、加賀友禅の伝統的技法に柔軟な発想を取り入れた木村雨山氏の「染色馬二曲屏風(せんしょくうまにきょくびょうぶ)」など、日本芸術院会員や人間国宝の傑作が並んだ。12月20日まで。

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