越前がに漁が解禁されたのを受け「越前がに朝市」が11月14日、越前町厨の道の駅「越前」前のにぎわい広場で始まった。新鮮な越前がにをはじめとする地元の海産物が販売され、県内外からの大勢の客でにぎわった。
毎年漁解禁後に行っていた「越前かにまつり」が、新型コロナウイルスの影響で中止となり、町や町漁協などで構成する実行委員会が代替イベントとして開いた。
町内の水産業者や旅館などがカニをはじめとする海の幸を販売。この日は午前9時の開始1時間以上前から並んでいた人もおり、「3杯3千円」の値段がついたセイコガニなどを買い求めていた。
毎年かにまつりに合わせて同町を訪れるという岐阜県の50代女性は「Go To キャンペーンを利用して前日から泊まりに来た。まつりとして行われなかったのは残念だが、大きなセイコガニを4杯買うことができた」と笑顔。町漁協の南直樹参事は「まつりのような飲食ブースはないが、お客さんが滞留しない分、人の流れが良い」と話していた。
朝市は29日までの土日祝日に、午前9時から午後2時まで行う。