中能登町無形民俗文化財「苗裔(びょうえい)祭」(ばっこ祭り)は17日、同町能登部上の能登部神社で5日間の日程で始まった。初日は拝殿で氏子ら約30人が五穀豊穣(ほうじょう)と子孫繁栄を願い、しめ縄打ち式を営んだ。
能登部上、西馬場、徳丸の住民がわらで作った縄をない、長さ約6メートル、直径最大15センチのしめ縄2本を仕上げた。清水景子宮司がおはらいし、本殿に取り付けられた。
ばっこ祭りは、能登部神社の男神が同町西馬場の愛宕(あたご)神社の女神を迎え入れ、年に一度の逢瀬を楽しむ神事。19日に神迎式(しんげいしき)、21日に還御式(かんぎょしき)が営まれる。