ガンダムのイラスト原画などが並ぶ会場=県美術館

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ガンダム手掛けた「富野由悠季の世界」展 富山県美術館

北日本新聞(2020年11月28日)

 アニメ界の巨匠、富野由悠季(よしゆき)さん(79)の軌跡をたどる「富野由悠季の世界-ガンダム、イデオン、そして今」の開会式が27日、富山市の県美術館で行われた。代表作「機動戦士ガンダム」をはじめ、半世紀余りの間で手掛けてきた名作の関連資料3千点がそろう。作品に込めた壮大な世界観を伝える展示で、招待客を魅了した。一般公開は28日から来年1月24日まで。

 富野さんは昨年40周年を迎えたガンダムシリーズに加え、「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」「リーンの翼」など数々のアニメ作品で総監督を務めてきた。大人もうなる人間ドラマを盛り込み、幅広い世代の支持を集める。

 企画展は宇宙に憧れを抱いた少年時代の絵画や、駆け出しの頃に虫プロダクションで手掛けた「鉄腕アトム」の絵コンテ、社会現象になった「機動戦士ガンダム」の企画書など直筆の資料をそろえる。仕事を共にしたクリエーターのデザイン画や原画、撮影に使われたセル画も多数飾り、ヒット作が生まれた過程を紹介する。

 開会式では竹野博和県生活環境文化部長が知事のあいさつを代読。駒澤北日本新聞社長、富野さんがあいさつした。式後、内覧会が行われた。

 企画展は県美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会と県主催。

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