志賀町特産の干し柿「能登志賀ころ柿」の出荷作業は28日、同町のJA志賀西山選果場で始まった。初日は国の地理的表示保護制度(GI)に登録され、深いあめ色が特長のころ柿約3千箱が検査された。今季は個数が半分のハーフ箱が新たに導入された。
JA志賀によると、長梅雨の影響で、柿はやや小ぶりだが、生産量は例年並みで品質も良く、農家の熟練の手もみにより、軟らかさも十分という。選果場では、検査員が色や形を確認してランク分けし、機械を使い、1個ずつ個別に包装して箱詰めする作業が行われた。
能登志賀ころ柿は29日に初出荷され、30日に金沢、来月1日に大阪で競りが行われる。検査は来年1月12日まで続き、約4万箱(40トン)の出荷を計画している。