「喪黒福造のスマイルベンチ」で記念撮影するファン=氷見市本町

「喪黒福造のスマイルベンチ」で記念撮影するファン=氷見市本町

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「ドーン」と座って記念撮影 氷見に喪黒福造ベンチ

北日本新聞(2020年12月6日)

 氷見市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんの作品「笑ゥせぇるすまん」の主人公喪黒福造のモニュメントを配置した「喪黒福造のスマイルベンチ」の除幕式が5日、同市本町の商店街にある市有地で行われた。隣に座って記念撮影でき、インスタ映えするスポットとして人気を集めそう。

 ベンチは2人掛け。繊維強化プラスチック(FRP)で制作された喪黒福造のモニュメント(高さ118センチ)が座った状態になっている。忍者ハットリくんカラクリ時計がある湊川から南へ約100メートルの国道415号沿いにある。

 式で林正之市長がブラックユーモアあふれる喪黒のキャラクターに触れ「毒をもって毒を制す。暗い世相と新型コロナウイルスを追い払ってもらいたい」とあいさつし、萩山峰人市議会議長が祝辞を述べた。

 「隣に座るときは一定の距離を保ってください。そうしないと、あなたのココロのスキマに忍び寄って話しかけてくるかもしれません」という、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識した藤子(A)さんのメッセージも披露された。

 子どものころから「笑ゥせぇるすまん」ファンという高岡市中央町、公務員、江畑友太さん(36)は「作り込みが素晴らしく、感激した」と話し、早速スマホで記念写真を撮っていた。

 市は中心市街地に藤子(A)さんのキャラクター像を並べた「まんがロード」を整備しており、中央町のバス停には服や靴などの色が異なる喪黒福造のモニュメントがある。

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