白山市の県ふれあい昆虫館は、動画投稿サイト「ユーチューブ」に動画チャンネル「ふれこんチャンネル!」を開設する。職員が体当たりで撮影に臨み、昆虫について楽しく学んでもらう狙いで、22日は学芸員3人が昆虫食をテーマに初回分を収録した。
チャンネルは学芸員の齊木亮太さん(33)と吉田航さん(31)が中心となって企画。第1弾として、職員3人が飼育の過程で処分せざるを得なくなった4種類の虫からだしをとった雑煮を味わい、舌と飼育経験を駆使して何の虫かを当てる場面を撮影した。
職員は「キノコみたいな風味がする」「土の香りがする」などと感想を交わしながら頭をひねり、食糧難の打開策として注目される昆虫食の可能性を探った。元日の公開を目指し、編集を進める。