テングノタチの体長を計測する魚津水族館の職員

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希少深海魚「テングノタチ」現る 富山湾3例目

北日本新聞(2020年12月23日)

 細長い銀色の深海魚「テングノタチ」が22日未明、射水市堀岡沖の定置網で捕獲され、魚津市の魚津水族館に運ばれた。外見はリュウグウノツカイに似ており、富山湾での捕獲は3例目とより希少で、生態はほとんど分かっていない。

 アカナマダ科で、てんぐの鼻のように長く突き出した額と、墨を出すことが特徴。全国的に捕獲例が少なく、富山湾では2007、14年に捕獲された。

 全長104・8センチ、重さ247グラム。沖合約1・2キロ、水深約30メートルの定置網に掛かった。同館は研究のため標本にする。展示は未定。

 今冬は福井県や新潟県でも捕獲されている。同館の木村知晴飼育員は「おそらく対馬暖流で日本海に入り込んだ。ことしは北陸で捕獲が多いが、原因は分からない」と話した。

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