国体をモチーフにしたエコバッグを手にする清水さん

国体をモチーフにしたエコバッグを手にする清水さん

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エコバッグで選手育成 地元スキー国体Vの清水さん企画、1000枚販売 収益充てる

北日本新聞(2020年12月26日)

 県スキー連盟(田畑裕明会長)は、2月に富山、南砺両市で開かれたスキー国体「とやま・なんと国体2020」をモチーフにしたエコバッグを製作し、販売を始めた。距離リレー成年男子で優勝した県選抜、清水康平さん(31)が中心となって企画。記録的暖冬による雪不足で大会開催が危ぶまれたことを受け、環境意識の向上につなげるほか、収益を選手の強化に充てる。

 国体は雪不足で最後まで開催が危ぶまれたが、地元スキー関係者やボランティアスタッフらが競技会場に連日雪入れすることで開催にこぎ着けた。

 7月からレジ袋有料化が全国一斉に始まったことを踏まえ、清水さんはエコバッグの製作を発案。ウインタースポーツを今後も続けるため、環境問題について考えてもらったり、大会を長く記憶にとどめてもらったりするきっかけにしようと考えた。所属する南砺市のスキーチーム「T・A・C Ski Team」会長の武田慎一県議に相談し、商品化した。

 水色と緑色の2色で、国体で優勝した地元メンバー5人の似顔絵をデザインした。1枚千円(税込み)で、千枚用意。たいらスキー場などで取り扱い、収益を選手の育成に役立てる。

 清水さんは「スキーを通じた活動で、地域の発展に役立ちたい」と話している。問い合わせは清水さんが勤務する長田組、電話0763(66)2416。

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