雪に包まれた名園を散策する観光客=兼六園

雪に包まれた名園を散策する観光客=兼六園

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雪の兼六園堪能 無料開放

北國新聞(2021年1月1日)

 兼六園で31日、年末年始の無料開放が始まり、来園者が雪化粧した名園の風情を堪能した。雪やあられが降るあいにくの天候となったが、傘を差しながら散策する観光客からは「雪が積もったこの景色が見たかった」との声が漏れ、徽軫(ことじ)灯(とう)籠(ろう)や雪づりが施された唐(から)崎(さきの)松(まつ)の前で記念撮影する姿が目立った。
 石川県金沢城・兼六園管理事務所によると、午後5時までの入園者数は前年より8200人少ない4100人となった。大みそかから元旦にかけては夜通しで開園した。藤村秀人所長は「例年であれば入園者は1万人を超えるが、悪天候と新型コロナの感染拡大による出控えの影響が大きいのではないか」と話した。
 神奈川県から家族3人で訪れた会社員船木敦憲さん(47)は「感染予防のため車での日帰り旅行にした。冬の金沢をずっと楽しみにしていたので、美しい風景が見られて念願がかなった」と声を弾ませた。
 無料開放は3日までで、時間は午前8時~午後5時となる。園内にある時雨亭と金沢城公園の玉泉庵はいずれも3日まで休業し、4日に初釜が行われる。金沢城公園は2日までライトアップされる。

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