福井県坂井市の県児童科学館で1月3日、企画展「クラフトでよみがえる恐竜たち」(福井新聞社後援)が始まった。展示されたティラノサウルスやトリケラトプスなどは、針金ハンガーなど身近な材料を再利用して作られたものばかり。今にも動きそうなリアルな大型恐竜の数々に、子どもたちから歓声が上がっていた。
廃材を利用した恐竜を製作する造形作家、亀井由美子さん(広島市)の作品で、12体を並べた。竹や針金、クラフト紙の骨格に、しわ紙を巻き付け肉付けし、着色している。1番大きいスーパーサウルスは全長約4・5メートル。筋肉の盛り上がりや尾の動きまで細かく表現されている。
会場は、緑豊かに装飾し照明を薄暗くして恐竜の世界を再現。躍動感ある太古の生き物の姿に、子どもたちはのぞき込むなどしてじっくり鑑賞していた。
入場無料。2月7日まで。期間中、粘土で恐竜を型抜きしたり、段ボール紙で恐竜の骨格をつくる工作教室(材料費が必要)もある。