佐賀県武雄市の陶芸家、葉山有樹さん(59)の作品展が1月25日まで、福井県福井市の西武福井店で開かれている。精巧な絵柄が施された陶磁器約70点が並ぶ。
葉山さんは15歳で陶芸の世界に入り、8年間の修業を経て独立。現在は武雄市の工房を拠点に活動を行っている。世界中の歴史や文化をテーマにした小説や童話を執筆しており、そこから浮かんでくるイメージを作品に落とし込んでいるのが特徴。
会場に並ぶ作品は知恵の女神アテナの象徴であるフクロウが描かれたつぼから、古代エジプトを題材にした陶額までさまざま。器いっぱいに絵柄や文様が絵付けされた作品が訪れた人の目を楽しませている。会場では24日まで、葉山さんが下絵を描く作業を公開している。