桃の節句に向け、「石像彫刻とお雛(ひな)さま人形展示会」が、砺波市庄川町金屋の水本一太郎石像彫刻美術館で行われている。七段飾りの華やかなひな人形や、少女をモチーフにした石像が来館者を楽しませている。3月17日まで。
七段飾りのひな人形は南砺市在住の主婦(73)が45年前に購入したもの。飾る機会がなくなったことから、松村優館長(75)に依頼して飾ることになった。
高さは1・8メートルほどで、木目込み人形の愛らしい表情や豪華な装飾が目を引く。夫婦そろって長生きすることを願った「共白髪」人形や、少女の石像彫刻「さちこ」も並ぶ。
撮影スペースもあり、ひな人形と一緒に写真を撮ることができる。料金は入館料込みで150円。70歳以上は無料。松村館長は「子どもの頃に戻ったような明るい気持ちになってもらえたらいい」と話している。