地元食材にこだわり、かき餅作りに励む「一乗谷雪んこ会」メンバー=福井県福井市一乗公民館

地元食材にこだわり、かき餅作りに励む「一乗谷雪んこ会」メンバー=福井県福井市一乗公民館

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かき餅のすだれ鮮やか 福井のグループつるし作業励む

福井新聞(2021年2月12日)

 福井県福井市一乗地区で冬の風物詩、かき餅作りが進められている。地元のシソやヨモギ、ゴマ、大豆を混ぜた餅を手際よくひもで編み、乾燥させる保存食。作業場には色とりどりのかき餅がすだれのようにつるされ、冬の風情を醸している。

 地区のまちおこしグループ「一乗谷雪んこ会」が10年ほど前から取り組み、1人暮らしの住民に配ったり、催しで提供したりしている。2月6日はメンバー15人が一乗公民館に集まり、冷ました約60キロの餅を厚さ3ミリ程度に切り分けた。16個ずつひもで丁寧に縛り、つるす作業を繰り返した。約1カ月乾燥させるという。

 副会長の女性は「地元のおいしいものが餅に詰まっています。いい出来栄え」と話していた。

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