金沢美大大学院生3人の作品展「めいをうつ」(北國新聞社後援)は3日、金沢市安江町のギャラリー「ArtShop月映(つきばえ)」に隣接する元漁網店の空き倉庫と、元工場で始まり、建物の雰囲気を生かした作品が注目を集めた。
金沢美大大学院修士課程1年生の遠藤茜(あかね)さんが漆、曽谷朱音さんがインスタレーション、山内郁人さんがセメントの作品を並べた。
倉庫は漁網店の資材置き場、離れは工場として25年ほど前まで使われていた。金沢美大の教員宮永春香さん(40)が表現の場にしようと、学生らとともに補修や掃除、照明器具を取り付けた。
展示は14日まで。17日からは、宮永さんら教員3人による作品展が始まる。