第13回鯖江市美術展(福井新聞社後援)は3月6日、市嚮陽会館と市まなべの館の2会場で開幕した。絵画や書道、工芸、写真など7部門の力作375点が並ぶ。10日まで。
嚮陽会館では絵画・造形、書道、彫刻・立体造形、デザイン・イラストの4部門を展示している。彫刻・立体造形部門には、市長賞に輝いた山本耀介さんの、力強く雄たけびを上げているような顔をかたどった立体作品「Beast Man」のほか、自由な発想から生み出された迫力ある作品が並ぶ。
デザイン・イラスト部門市長賞の山本佳恵さんの作品は、鯖江市成人式で使ったパンフレット表紙とロゴマークのイラスト。表紙には市の特産品などが随所に描かれている。
日本画・水墨画、工芸・クラフト、写真の3部門はまなべの館で展示。同館では関連事業として、市民によるイラストや絵手紙などはがき大の作品4598点を並べた「気がるにあーと展」も開かれている。
7~10日には審査員の作品講評を動画で配信する「アートワークショップ」も行われる。動画は、同市文化課ホームページから検索できる。