能登町越坂(おっさか)ののと九十(つく)九(も)湾観光交流センター「イカの駅つくモール」で、町が整備を進めていたスルメイカの大型モニュメントが6日までに完成した。遊具として利用でき、親子連れらが口から内部に入って歓声を上げたり、記念撮影を楽しんだりした。
モニュメントは繊維強化プラスチック製で、全長13メートル、高さ4メートル、重さ5トン。本物のスルメイカの44倍で、特産イカの知名度向上と誘客につなげるため整備した。夜間はライトアップする。整備費は2695万円で、コロナ対策として国が配分する地方創生臨時交付金を活用した。
町は愛称を公募するほか、来場者にアンケートを実施し、利活用法の検討や誘客効果を検証する。担当者は「さらに楽しんでもらえる仕掛けづくりを考えたい」と話した。