県産タケノコの9割を収穫するJA金沢市のアグリセンター野田で8日、タケノコの出荷が始まり、2490キロが市中央卸売市場に運ばれた。同JAによると、冬場にまとまった雪が降り、3月の天候に恵まれたことから、生育は順調だという。県内のスーパーの店頭などには9日午後から並ぶ。
今年は収穫が少ないとされる「裏年」に当たり、同JAは5月中旬までに昨年の約467トンの半分以下となる約200トンの出荷を見込む。同JA筍(たけのこ)部会長の松山貴之さん(43)は「今年は良い出来で、みずみずしい新鮮なタケノコを味わってほしい」と話した。