白山市河内町福岡の山林で、ユリ科の多年草カタクリが見頃を迎えている。11日は観光ガイド「加賀白山ようござった」による群生地の鑑賞ツアーが始まり、参加者が薄紫色の愛らしい花に心を和ませた。
河内のカタクリ群生地は2カ所で、それぞれ約3千平方メートル。管理する農林業の山本謙一さん=同町福岡=によると、例年より1週間ほど開花が早く、17日ごろまで見頃という。
群生地は私有地のため一般の入場はできない。ツアーは予約制で参加費は500円。山本さんは「ギフチョウが舞う姿も見られる。ぜひ見に来てほしい」と話した。