石川県は16日、羽咋市と宝達志水町にまたがる千里浜なぎさドライブウェイの通行規制を解除する。冬季の高波で浸食された海岸に砂を入れる「緊急養浜(ようひん)」が完了し、安全に車両が走行できる幅を確保した。延長8キロの全線で通り抜けができるのは、昨年12月12日以来125日ぶりとなる。
ドライブウェイはほぼ中間点の宝達志水町柳瀬で浸食が進み、昨年12月13日から通行が一部規制された。期間は15日で124日間となり、2014年11月~15年2月の87日間を抜いて最長を更新した。
県は3月25日に柳瀬の約600メートル区間で緊急養浜を開始、千里浜近くの羽咋川河口の堆積土砂約6千立方メートルを投入し、整備を進めてきた。16日朝にパトロールし、開通時間を判断する。新型コロナの感染防止のため、砂浜での飲食自粛を呼び掛ける看板をドライブウェイの入り口に設置する。