青空の下、そびえる雪の壁を楽しむ観光客=立山・雪の大谷

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富山県 立山黒部アルペンルート アウトドア・レジャー

アルペンルート50周年 雪壁の輝き 全線開通、雪の大谷2年ぶり

北日本新聞(2021年4月16日)

 富山県を代表する観光地、立山黒部アルペンルートが15日、4カ月半ぶりに全線開通した。1971年の全線開業から50周年の節目となる。初日の入り込み客数(速報値)は富山側645人、長野側305人で計950人。新型コロナウイルスの影響で年間客数が最少だった昨季の初日と比べて3倍以上に増えたものの、コロナ禍前の2019年の3割程度だった。

 室堂の人気スポット「雪の大谷」の散策イベントを2年ぶりに開催。雪壁の高さは平年よりやや低い14メートルで、マスク姿の観光客が盛んに写真を撮って楽しんだ。50周年を記念して開業当時を再現した1車線のみのバス走行区間が50メートル設けられ、乗客は両側から迫る雪の壁を堪能した。

 昨年の入り込み数は初日290人で、年間だと前年比74%減の23万人に終わった。運営する立山黒部貫光の見角要社長は「今年も300~400人と見込んでいたが、想像以上。天候にも恵まれた」と手応えをつかみ、客足回復へ「もっと巻き返せるようにアピールしたい」と話した。

 今年はインターネット予約を活用して切符売り場の密集回避につなげるほか、バスの乗車人数を制限するなど新型コロナ対策を講じ、11月まで営業する。雪の大谷の散策エリア開放と1車線区間は6月22日まで。

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