ゆず石けん「HIMURO」を紹介する宇野昌子会長(左)と宇野乙美さん=市役所

ゆず石けん「HIMURO」を紹介する宇野昌子会長(左)と宇野乙美さん=市役所

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金沢湯涌温泉 ゆず石けん香り豊か

北國新聞(2021年4月17日)

 湯涌地区の旅館と商店、観光施設のおかみらでつくる湯涌温泉観光協会女性部「かたくり会」は16日までに、湯涌特産の金沢ゆずの皮を使ったゆず石けん「HIMURO(氷室)」を作った。保湿効果があり、ゆずの香りを楽しめる。17日に発売する。
 地元の材料にこだわり、金沢ゆずのほか、湯涌産の蜜蝋(みつろう)と温泉水を使い、香りが豊かになるようユズの精油を加えた。薬品と熱を加えて短期間で加工する一般的な製法ではなく、熱を加えずに4~6週間かけて熟成させるコールドプロセス製法を採用したため、天然の保湿成分が多く、洗い上がりが「しっとり」「すべすべ」になるという。
 旅館の宿泊客の要望を受け、2019年夏に県中小企業団体中央会の支援を受けて開発を始めた。商品名は湯涌温泉にある氷室からつけた。湯涌温泉総湯「白(しら)鷺(さぎ)の湯」と各旅館、商店で扱う。税込みで1個1千円。
 同会の宇野昌子会長(60)が16日、市役所を訪れ、山野之義市長に完成を報告した。宇野会長は「多くの人に試してもらい、きれいになってほしい」と話した。会員の宇野乙美(おとみ)さん(70)が同行した。

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