福井県大野市和泉地区で4月29日から、ハナモモを楽しむ「越前おおの・九頭竜花桃回廊観賞の集い」(福井新聞社後援)が開かれる。メイン会場の「平成の湯」(下山)周辺では、ピンクや白のつぼみがふんわりと開き始め、五分咲きとなっている。事務局によると、今週末にも花の盛りを迎えそう。
観光客をもてなそうと、地区住民らが2010年から、平成の湯や道の駅「九頭竜」(朝日)など、下山から岐阜県境までの各所に1600本余りを植樹、管理している。一帯は時季によって見頃の場所が移ろう"ハナモモの回廊"として人気を集める。
観賞の集いは、5月3日まで新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小して実施する。平成の湯では30日を除き、ハナモモの苗木や切り花を販売。2日午前10時半からと午後1時からは、津軽三味線の演奏会がある。平成の湯周辺では、見頃に合わせて夜間にライトアップを行う。
好天に恵まれた19日は、写真愛好家らが訪れ、カメラを手に散策を楽しんでいた。