■海越し立山連峰など満喫
滑川沖を周遊する「富山湾岸クルージング」の今季の運航が24日に始まり、乗客が快晴の下で爽やかな船の旅を楽しんだ。新型コロナウイルス対策として昨年に続いて本数・定員を縮小する。11月28日まで。
滑川市の第三セクター、ウェーブ滑川が市の観光遊覧船キラリンで運航。例年に比べ、運航は1日5便から3便、定員は40人から25人にそれぞれ減らした。滑川漁港を発着点に、早月川河口沖と上市川河口沖でそれぞれ折り返す2コースがあり、初日は上市川コースを運航した。
乗客は春から初夏にかけてのみ見られるホタルイカ漁の定置網を見学したり、雄大な立山連峰を海越しに眺めたりした。初めて乗った富山市の菊和美さん(17)は「波も風も気持ち良かった。コロナが収束したらマスクを外してまた乗りたい」と話した。