作品のポスターを見ながら映画について解説する本木さん(左から2人目)=高志の国文学館

作品のポスターを見ながら映画について解説する本木さん(左から2人目)=高志の国文学館

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本木監督の作品世界紹介 高志の国文学館で企画展

北日本新聞(2021年4月30日)

 富山市出身の映画監督、本木克英さん(57)の軌跡を紹介する企画展が29日、富山市の高志の国文学館で始まった。「大(だい)コメ騒動」や「釣りバカ日誌13」など富山が舞台の代表作などを通して、その作品世界や映画制作の舞台裏を伝えている。6月21日まで。

 「映画監督 本木克英展」では、台本やデザイン画、衣装など200点余りを展示。「超高速!参勤交代リターンズ」で佐々木蔵之介さんが着用した衣装や「空飛ぶタイヤ」に登場した自動車メーカーの帽子などが並ぶ。

 本木さんが半生を振り返った自作年表や、影響を受けた映画のDVD、本がそろうコーナーのほか、「大コメ騒動」で使用した小舟に乗って記念撮影できる一角もある。

 開会式があり、新田八朗知事があいさつ。本木さんは「『釣りバカ日誌13』は映画監督を続けるきっかけとなった作品。富山の皆さんの映画への情熱に支えられた」と述べ、知事や駒澤北日本新聞社長らとテープカットした。

 式後、本木さんは関係者と会場を回った。「釣りバカ日誌13」のコーナーでは、「ロケ中は県内で泊まったが、皆からご飯がおいしいと評判だった。スタッフは2キロ以上太って帰った」と撮影中のエピソードを披露し、笑いを誘った。

 高志の国文学館主催。富山テレビ放送、北日本新聞社共催。

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