2008年に亡くなった書家の土田帆山さんの弟子らでつくる天遊社の「第10回記念書展」(福井新聞社後援)が4月29日、福井市美術館で始まった。古典を手本にした臨書や創作などの幅広い作品や大作など106点が並ぶ。5月2日まで。
天遊社は、越前市で活動した土田さんの弟子らにより11年に設立され、丹南地域の60~80代を中心に約60人の会員がいる。今回は約50人が出品した。
60代の男性は開催回数の10の英語読みにちなみ、3本の筆を駆使して「在天」と甲骨文字で力強く表現した。40代の男性は杜甫の漢詩の一節を、行書と草書を融合させた字体でしたためた。