ペットボトルに宇奈月の地ビールを注ぐ清水支配人(左)

ペットボトルに宇奈月の地ビールを注ぐ清水支配人(左)

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どこでも新鮮ビール 宇奈月麦酒館がペットボトル詰め販売

北日本新聞(2021年5月2日)

 黒部市の第三セクター・宇奈月ビールは、宇奈月麦酒館(同市宇奈月町下立)で、地ビールをペットボトルに詰めて販売する新たな取り組みを始めた。宿泊先のホテルや帰りの電車内で、新鮮な状態のものを味わうことができる。新型コロナウイルスの影響で、館内のレストランの利用者が減少する中、テークアウトに力を入れ、売り上げ増につなげたい考えだ。 (米沢慎一郎)

 テークアウト自体は、昨年7月にスタート。客にタンブラーや容器を持ってきてもらうか、要返却の1リットル瓶を貸し出す方式で、量り売りしてきた。たるから注いだ新鮮なビールを味わえるとあって、愛飲家の評判は上々だった。

 手応えをつかんだ同社は、観光客が購入しやすいよう4月中旬から、使い捨てペットボトルに詰めて販売を始めた。「十字峡」「トロッコ」など全4種類あり、1リットル当たり1150円で売っている。

 同社は、コロナ禍でレストランの利用者が激減し、第26期(2020年2月~21年1月)決算で6期ぶりの赤字になった。今後は、来年春開業の道の駅「KOKOくろべ」で物販事業を担うことになっており、ここでも地ビールのテークアウトを展開し、業績アップを目指す。清水哲也支配人は「ペットボトルであれば、最近はやりのキャンプでも飲んでもらえそう。宇奈月ビールのファンを増やしたい」と話している。

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