越前市内の旧家に残されていた土岡春郊の屏風絵なども並ぶ企画展=福井県越前市武生公会堂記念館

越前市内の旧家に残されていた土岡春郊の屏風絵なども並ぶ企画展=福井県越前市武生公会堂記念館

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鳥の画家作品たどる 越前市で土岡春郊企画展

福井新聞(2021年5月6日)

 福井県南条郡王子保村(現越前市)生まれの日本画家、土岡春郊(しゅんこう)(1891~1959年)の画業をたどる企画展「土岡春郊―鳥を愛した芸術家」が6月13日まで、越前市武生公会堂記念館で開かれている。

 鳥の細密な写生画で知られ、"鳥の春郊"と呼ばれた。図録「鳥類写生図譜」全4集を1927~38年にかけて刊行。100種の鳥の細密画と詳細な生態解説文を収録し、画壇や鳥類学者から高く評価された。

 企画展では図譜の復刻版に加え、春郊と親交があった市内の鳥類保護関係者が所有する図譜の「小鳥編」、市内の旧家や母校に保管されていた春郊の屏風(びょうぶ)絵や掛け軸画、学生時代に鳥をデッサンしたスケッチブックなど約100点を展示している。

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