完熟で甘みの強い「富山トマト」の出荷作業が、富山県富山市八ケ山の八ケ山園芸生産出荷組合選果場で進んでいる。24日から初出荷が始まっており、7月下旬まで県内のスーパーや市場に並ぶ。
富山トマトは、同市のJAなのはな管内の農家4戸が計約70アールのビニールハウスで生産。全員が、化学肥料や農薬の削減に努めるエコファーマーの認定を受けており、強い甘みが特徴の品種「桃太郎ワンダー」を栽培している。
長雨で出荷が遅れた昨年と比べ、ことしは日照時間が長く、甘みが強いという。今シーズンの出荷量は70トンを見込んでいる。
28日は同組合の関係者7人が、運ばれてきた約400キロのトマトの大きさや形、色を選別し、箱に詰めていた。