縄文をテーマにした作品などが展示されている「第3回奥阿賀国際アートフェスタ」=阿賀町豊実

縄文をテーマにした作品などが展示されている「第3回奥阿賀国際アートフェスタ」=阿賀町豊実

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アート驚く 縄文の営み 阿賀・豊実で国際アートフェスタ

新潟日報(2021年6月8日)

 新潟県阿賀町豊実を会場に「第3回奥阿賀国際アートフェスタ」が開かれている。新たにオープンした「縄文アートミュージアム」では、縄文土器・土偶などから着想したアート作品などが展示されており、来場者の目を楽しませている。

 NPO法人コスモ夢舞台が主催。過去2回は自然の中で、廃材を使った作品を展示してきた。今回、理事長で石彫刻家の佐藤賢太郎さん(72)が独自に解釈した縄文をテーマに、ミュージアムで土器・土偶のレプリカや破片を使った作品を飾る。フェスタ会場一部は整備中で、今月中旬に自身の作品「ストーンサークル」を設置する。

 5月30日の開幕には新潟市などから約30人が訪れた。新潟市中央区の神田直美さんは「縄文時代は教科書で覚えた程度だったが、作品を見て宇宙を感じたり、不思議な気持ちになったりした」と話した。

 計画ではストーンサークルのほか、竪穴式住居も作る。同地域は縄文時代の土偶などが発掘されている。「縄文人が自然の中で豊かに暮らしていたように、過疎の地でも豊かな暮らしがあることを発信したい」と佐藤さん。「縄文村」づくりに意欲を見せる。

 フェスタは27日まで。ミュージアムのみ入場料300円。

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